markdown+pandocで論文を書く環境
とりあえずmarkdown
で論文を書いている。
タイトルと要旨にはそれぞれ、末尾に{#title .title}
, {#abstract .abstract}
をつけておく。すると、その他のsection見出しと異なる class (title
, abstract
) をつけることができるので、今後の自動化の手掛かりとなるだろう。
pandoc-crossref
を用いて図表および節番号の相互参照を実現するようにする。節番号で一応のテスト運用をしてみたが、うまく機能しているようだ。
pandoc-citeproc
を用いて文献参照の機能を実現する。bibliographyファイルに、bibtexの .bib
ファイルを利用することにする。作り方は latex のものと同じ。
元のファイルは main.md
として以下のようにコンパイル。
% pandoc main.md --bibliography reference.bib --filter pandoc-crossref -o main.tex % pandoc main.md --bibliography reference.bib --filter pandoc-crossref -o main.html
今のところはlatexについてはテンプレート document.tex
をつくりそこから上記で作成される main.tex
を呼び出すやり方。だけれども、まだ \title
を陽に書き写す必要があるし、 main.tex
内の title や abstract が普通の \section
になっていて、これらをコメントアウトしたり、abstract を abstract
環境にしたり、acknowledgements を section*
にしたりする必要がある。
更に、リファレンスは確かに作られて心強いのだが、まだそのフォーマットを指定する方法を知らないし、なぜか各文献が \hypertarget
という私の取っては謎のエントリーになっていて、 latex が通らない。何か指定したらよいのだろうか?
html
の方も無事 reference が自動作成されて素晴らしい。こちらは3名以上の著者の場合に et al. で表現する、といった部分ができていない。
これから解決させていきたい。