latexのファイルのコンパイルについて
latexのファイル.texをコンパイルして.pdfをつくる過程については、少しずつ変遷もしていてなかなかややこしい。 今の環境では、.pngファイルを図の張り込みに使っている場合にはBoundingBoxを解析して別ファイル.xbbに書き出しておき、 その後latexに移るのが良いようだ。
BoundingBoxの抽出にはextractbb
を使おう
まず最初に、pngファイルからBoundingBoxを抽出する必要がある。
その際のツールは、検索するとだいたい二通り(ebb
とextractbb
)出て来て、どちらが正しいのだろう? と疑問に思っていた。
このページ
http://qiita.com/zr_tex8r/items/5413a29d5276acac3771
によると、この二つの違いは大きいものであるらしく、dviファイルからpdfファイルをつくる際の、これもまた似たものが二つあるのでなんだろうと思っていたdvipdfm
とdvipdfmx
の、それぞれのための非互換のツールになっているとのことでした。
この二つのdviをpdfに変換するツールはほとんど同じ名前なのに、実は互換ではなく、そのうえ時にはdvipdfmがdvipdfmxのエイリアスになって動いているシステムもあるという話である。
実際この記事に倣ってdvipdfm --help
してみると、実はやはりこのdvipdfm
はdvipdfmx
であったことが分かった。
ということは、BoundingBoxを抽出するためのコマンドとしては、extractbb
を使うべき。ということになる。
% extractbb *.png
次はlatex
を何回か
ここは昔と変わらない。
% latex hoge.tex
とりあえずdvipdfmx
を実行するのが僕の環境
自分の環境ではdvipdfmx
を使ってうまく動いていて、今のところ問題は出ていない。
ただし、graphicx
パッケージを使う際には
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
として、dvipdfmx
でうまく動くようにしておく必要がある。
これでlatexのpdf化ができる。